ヨムナビ
砂の王国(上) (講談社文庫)

砂の王国(上) (講談社文庫)

荻原浩

講談社 / 2013-11-15

累計読者数7
平均ハイライト数 3.1件/人
推定読了時間 約5時間25分
star総合評価 45/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 83%

この本について

仕事でも日常でも、人のちょっとした態度や言葉に必要以上にイラッとしてしまうことがあって、「自分こんなに余裕なかったっけ?」と後から落ち込むことがあります。忙しさや疲れが溜まっていると、世界の解像度が一気に荒くなる感じ、ありますよね。 『砂の王国』を読んでいると、そんな“余裕がすり減っていく瞬間”が妙にリアルに描かれていて、少し肩の力が抜けました。たとえば、チラシの紙質や文字の大きさにまで神経が向く観察の細かさ。普通なら流してしまう部分が丁寧に描かれていて、「ああ、自分もこうやって周りの小さな違和感を拾ってるな」と思わされます。そして、空腹ひとつで人の感情が簡単に荒れる描写を読むと、日頃のイライラも“性格”ではなく“状況”に左右されているだけかもしれないと気づけるんです。 この物語は派手な事件で読者を引っ張るというより、登場人物の心のざらつきを細部から積み上げてくれるので、自分自身の生活のほうにそっと視線が戻ってくる感覚があります。感情の波に振り回されがちなときに、少し距離を置いて見直すヒントが見つかると思います。 普段、理由のわからない苛立ちに疲れてしまう人に刺さる一冊です。

analytics

読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は10に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。

読書の順序

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

荻原浩の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

全財産は、3円。私はささいなきっかけで大手証券会社勤務からホームレスに転落した。寒さと飢えと人々からの侮蔑。段ボールハウスの設置場所を求め、極貧の日々の中で辿りついた公園で出会った占い師と美形のホームレスが、私に「宗教創設計画」を閃かせた。はじき出された社会の隅から逆襲が始まる!(講談社文庫)
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要