ヨムナビ
遠野物語remix (角川文庫)

遠野物語remix (角川文庫)

京極 夏彦 and 柳田 國男

KADOKAWA

累計読者数3
平均ハイライト数 3.7件/人
推定読了時間 約4時間54分
star総合評価 33/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 28%

この本について

最近、昔から続く土地の話や伝承に触れると、自分の生活とまったく別世界のようで距離を感じる一方で、「でも、なぜか気になる」という瞬間がありませんか。忙しい日常の中で、説明のつかない違和感とか、ルーツのようなものにふと手が伸びてしまう感じです。僕もよくあって、そんな時に読むものとしてちょうどよかったのが『遠野物語 remix』でした。 この本が面白いのは、百年前の語りを尊重しつつ、京極夏彦さんが「感じたまま」を添えているところです。過去の言葉がそのまま残っているから、昔の人が何を見て、どう驚いて、何を大事にしていたのかが手触りとして届くんですよね。湖が干上がって村になった話や、地名の裏にある小さな場面。淡々としているのに、そこに居合わせたような感覚があって、自分の生活と地続きに思えてくる瞬間がありました。 読んでいて一番効いたのは、「同じ土地にも、こんなに多層の時間が積み重なっていたのか」と気づけたことです。馴染みある地名の裏側に、人の声や勘違い、習慣や誤解まで全部混ざって残っている。その視点を持つと、普段見ている景色も少しだけ立体的に見えるようになるんですよね。何かを信じ切る必要もなくて、ただそこに転がっている話を受け取るだけで十分という距離感も心地よかったです。 昔話をただの「昔のこと」で終わらせたくない人に向いていると思います。自分が立っている場所が、ほんの少しだけ違う深さを持って見えるようになる一冊でした。

analytics

読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は1に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。

読書の順序

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

雪女、座敷童衆、オシラサマ——遠野の郷に伝わる説話を収めた『遠野物語』。柳田國男の名著を京極夏彦が深く読み解き、新たに結ぶ。角川ソフィア文庫には原著も併載。読み比べなど、楽しみが広がる決定版!
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要