
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6.5 (ガガガ文庫)
渡航 and ぽんかん(8)
累計読者数3
平均ハイライト数 2.7件/人
star総合評価 38/100
boltライト読書型
この本について
仕事でも人間関係でも、説明したつもりが伝わらなかったり、ちょっとしたミスが妙に批判されて広がっていったり、理不尽だなと思う場面ってありますよね。こちらが正しいかどうかより、「相手にどう思われるか」のほうが結果を左右してしまう感覚。そんな時に自分の立ち位置がわからなくなって、妙な疲れ方をすることがあります。 『俺ガイル 6.5』を読んでいて感じたのは、この作品が「正論を持っていても負けるときがある」という現実を、変に飾らず描いてくれているところでした。具体性を欠いた助言ほど役に立たないとか、機嫌を損ねた瞬間からこちらが悪者扱いされるとか、日常で起きがちなズレが妙に生々しい。だからこそ、阿ったり屈したりしないための“距離感の保ち方”が少しだけ見えてくるし、仕事に引きずられて日常まで濁っていく感覚に対しても、ああ自分だけじゃないんだと思える余白があります。 小町にプレゼンを突っ込まれる場面みたいに、うまく喋れない自分をそのまま肯定しつつ、じゃあどう立て直そうかと考える余裕が生まれるのが、この巻のいいところだと思います。正しさと扱われ方のギャップに疲れやすい人ほど刺さる内容です。 「理不尽さに振り回されがちな人」に特に置いていきたい一冊です。
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