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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11 (ガガガ文庫)

渡航、ぽんかん(8)

小学館 / 2015-06-29

累計読者数9
平均ハイライト数 6.7件/人
推定読了時間 約4時間13分
star総合評価 47/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 34%

この本について

人間関係って、距離を縮めたいのに踏み込むのが怖かったり、相手の本音を知りたいのに知ったら終わってしまう気がしたり、どっちに進んでも落ち着かないことがありますよね。仕事でもプライベートでも、余裕があると思った瞬間になくなる感じとか、「自分らしさって結局なんなんだろう」と立ち止まる瞬間、僕もよくあります。 『俺ガイル11巻』の抜粋を見ていると、読者が刺さっているのは、まさにその“決められない関係の居心地の悪さ”なんだと思います。理解したら壊れるし、放っておいても朽ちていく。名前を付けた瞬間に別の意味を失う。そんな繊細な関係の揺れを、この巻はやたら丁寧に描いていて、自分の生活の中の迷いにもそのまま重ねてしまうんですよね。誰かに対して不誠実になりたくないのに、真摯であろうとすると余計に動けなくなる感じとか、「自分なんてあるの?」と問われたときの痛みとか、妙に現実的に刺さります。 僕自身、この巻を読んでいた時に一番効いたのは、「ただ待つだけなのは不誠実だ」という一文でした。仕事でも人間関係でも、曖昧に保留し続けていることって意外と多いんですよね。結末がどうであれ、一歩踏み込んで後で悔やむほうがまだ誠実かもしれない。そうやって、行動のハードルを少し下げてくれる視点がいくつかありました。また、「全部ほしい」と言える由比ヶ浜の弱さと欲深さをそのまま描いているのも、誰かに良く見せようとしがちな日常にはちょうどいい現実味があります。 こんな人に刺さると思います。自分の気持ちを言語化しきれないまま、関係の曖昧さと付き合っている人。迷っているときほど、この巻の言葉はいい距離で寄り添ってくれます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

まちがい続け、いつまでも手の届かない答え。 一色いろはの依頼を受け、バレンタインデーのイベントを手伝うことになった奉仕部。そのイベントには三浦や海老名、川崎などいつものメンバーも加わり、より大規模なものになっていく。穏やかで暖かな空気の中、だんだんと見過ごせなくなってくる小さな違和感、慣れないことで戸惑っているのだと自分に言い聞かせようとしても誤魔化せない気持ち。 本物から目をそらしてでも、この時間がずっと続けばいいのかもしれない--。 何も気づかないほうが良かったのかもしれない--。 提案される「彼女の相談、彼女の依頼」。 雪は静かに降り積もり、彼ら、彼女らの今という景色を変えていく。 ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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