
三色ボールペン情報活用術 (角川oneテーマ21)
齋藤 孝
フォレスト出版 / 202309
この本について
なんとなく一日が終わって、「今日なにやったっけ」とモヤっとすること、僕もよくあります。やることはあるのに頭が散らかっていて、気づけば緑でも赤でも青でもない“灰色の時間”が流れていく。そんなときに役に立ったのが『三色ボールペン情報活用術』でした。大げさな方法ではないのに、視点の置き方が変わるだけで、時間の質がガラッと変わる感覚があります。 この本が効くところのひとつは、まず「緑」をちゃんと拾いにいく姿勢を教えてくれるところです。義務でもタスクでもなく、自分の関心が反応したポイントを意識的に選び取る。これをやり始めると、日常の情報が急に立体的になって、ただ流れていったはずの出会いやアイデアがつながり始めます。もう一つは、文章や図にまとめることを避けずに、むしろ“頭の中を見える化する作業”として扱っているところ。どれだけ読んでも、言葉にできないものは理解できていない、という指摘は刺さりました。そして、予定を「いつからいつまで」と決めて書き込むことで、過ごし方にほどよい緊張感が出てくるところも、実際にやってみて納得でした。 特に、情報をため込むだけで終わってしまう人や、興味の種はあるのに散らかりがちな人には響くと思います。僕自身、全部を完璧に使いこなすというより、まずは“自分の緑を拾う”ところから始めたら、日々の選び方がずいぶんラクになりました。無理なく、でも確実に前に進みたいときにそっと効いてくれる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
読書の順序
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