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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。8 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。8 (ガガガ文庫)

渡航 and ぽんかん(8)

累計読者数10
平均ハイライト数 14.8件/人
推定読了時間 約7時間11分
star総合評価 63/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 52%

この本について

人と関わるとき、相手の本音を読み違えていたんじゃないか、と後からじわっと不安になる瞬間ってありませんか。距離を詰めすぎたのか、逆に踏み込みきれなかったのか。あのときの自分の行動が、未来の自分をまた苦しめるんじゃないか――そんなモヤモヤが頭の片隅に残り続けることがあります。 『俺ガイル8』は、その答えをスカッと提示してくれる本ではありません。でも、比企谷の「理性の化け物」と呼ばれるほどの自己省察や、誰かに寄りかかりすぎれば共倒れになるという実感の描写に、妙に救われるところがあります。自意識の暴走で人を嫌ったり、好意を勘違いしたり、善意に見える行動がただの利己心だったり。そういう“自分でも見たくない部分”を、物語の中で安全に覗けるんです。読みながら、自分も同じように都合よく解釈して失敗した場面を思い出して、少しだけ次の行動が変わる。そんな効き方をしてくれます。 特に刺さるのは、「助けたい人に本当に手を伸ばすには、今のやり方では届かない」という痛い指摘や、「誰かに役を押し付けてしまう苦しさ」と対峙する場面。相手のためを思って動いたはずが、実は自分の安心のためだった――あの苦い感覚を丁寧に描いてくれるから、読後に変な納得が残ります。 人と距離を取る癖があるけれど、本当はちゃんと関わりたい人にこそ刺さる巻だと思います。物語として楽しみながら、自分の人間関係のほつれにも少しだけ手が伸ばせる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

後味の悪さを残した修学旅行を終え、日常に戻った奉仕部。そんな折、奉仕部に生徒会長選挙に関わる依頼が持ち込まれる。お互いのやり方を認められないまま、奉仕部の三人はそれぞれが別のやり方で依頼に対することに。分かっていた。この関係はいつまでも続かないことも、自分が変わることができないことも。「君のやり方では、本当に助けたい誰かに出会ったとき、助けることができないよ」その行動は誰のために...。それでも自分のやり方を貫く、もがこうとする“彼”は、大きな失敗を犯してしまう―。
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