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千歳くんはラムネ瓶のなか 4 (ガガガ文庫)

千歳くんはラムネ瓶のなか 4 (ガガガ文庫)

裕夢、raemz

小学館 / 2020-09-23

累計読者数4
平均ハイライト数 9件/人
推定読了時間 約6時間5分
star総合評価 52/100
bookmarkリファレンス型
check_circle推定完走率 49%

この本について

季節の変わり目って、いつの間にか過ぎていくのに、自分だけ取り残されているような気分になることがありますよね。周りは前に進んでいるように見えるのに、自分は相変わらず不器用なまま。誰かの才能がやけにまぶしく映って、勝手に落ち込んでしまうこともあると思います。わかっていても、比べずにはいられないんですよね。 『千歳くんはラムネ瓶のなか 4』を読んでいると、その「比べてしまう弱さ」ごと抱えたまま進もうとする人たちの姿が、妙に胸に残ります。たとえば、他人の才能を理由に自分を諦めようとしたくなる瞬間に、「自分が頑張らない理由を他人に求めるな」と静かに向き合わされる感じ。あるいは、努力が報われるかなんて本当は誰にも証明できないのに、それでも自分の限界を知るために一歩踏み出すしかない、と背中を押されるような場面もあります。夏がちゃんと始まってちゃんと終わるように、自分の時間もどこかで区切りを迎えて変わっていくはずだ、という視点の転換も心に残りました。 特別に強いわけでも器用でもない登場人物たちが、それでも自分の居場所を選び取ろうとする姿は、「不格好でも前に進みたいと思っている人」にはかなり刺さると思います。過去の後悔も、いまの迷いも、その先の未来につながっていくんだと感じられる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

あの夏の、忘れ物を拾いにいこう。 インハイ予選を終えた7月。陽はチームの新キャプテンになった。 仲間とぶつかり合いながら切磋琢磨し、ともに高みを目指す日々。その姿はやけに眩しく、俺の心を揺さぶった。 そんなとき、野球部のエース、江崎が現れる。 「朔……頼む、野球部に戻ってくれ。どうしても、お前の力が必要なんだ」 ――あの暑い夏の日。自分で止めた時計が、もう一度音を立てて動き出した。 これは、挫折と葛藤、そしていまだ胸にうずく“熱”の物語。 あの夏を終わらせて、もう一度、夏を始めるための物語。 ※「ガ報」付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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