
君が夏を走らせる(新潮文庫)
瀬尾まいこ
新潮社 / 2020-07
累計読者数3
平均ハイライト数 3.3件/人
推定読了時間 約7時間22分
star総合評価 51/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 87%
この本について
最近、過去を振り返りすぎて動けなくなったり、いまの自分の毎日がどこにつながっているのか分からなくなったりしませんか。がんばりたい気持ちはあるのに、何を目指していいのか曖昧で、ただ時間だけが前に進んでいく感じ。自分もよくそこに落ち込みます。 『君が夏を走らせる』を読んでいて刺さったのは、そんな停滞の時間をどう扱うかが、登場人物たちの出来事を通してじわっと見えてくるところでした。思い出されることのない時間にも意味があること。誰かと本気で向き合った瞬間が、その後の自分を動かしてしまうこと。そして別れを「惜しむもの」ではなく日常の一部として受け入れたとき、前に進む余白が生まれること。どれも派手ではないのに、胸の奥に残りました。 この物語は、人生の岐路で大きな答えをくれるタイプの本ではありません。ただ、自分がどこに立っていて、何に心が反応しているのかを確かめるきっかけにはなります。まだ自分のフィールドを見つけきれていない人や、いまの自分の速度に自信が持てない人には、とくにしみると思います。
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出版社による紹介
ろくに高校に行かず、かといって夢中になれるものもなく日々をやり過ごしていた大田のもとに、ある日先輩から一本の電話が入った。聞けば一ヵ月ほど、一歳の娘鈴香の子守をしてくれないかという。断り切れず引き受けたが、泣き止まない、ごはんを食べない、小さな鈴香に振り回される金髪少年はやがて―。きっと忘れないよ、ありがとう。二度と戻らぬ記憶に温かい涙あふれるひと夏の奮闘記。
読んだ内容を、もう忘れない。
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