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武装解除 紛争屋が見た世界 (講談社現代新書)

武装解除 紛争屋が見た世界 (講談社現代新書)

伊勢崎賢治

講談社 / 2004-12-20

累計読者数3
平均ハイライト数 8件/人
推定読了時間 約3時間11分
star総合評価 46/100
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この本について

国際ニュースを見るたびに、「何が正しくて、何が見えていないんだろう」とぼんやり考えてしまうことがあります。きれいごとに寄りかかった議論や、距離のある理想論を聞くほど、足元がふわつく感じがしてしまうというか。そんなときに読んでみてよかったのが『武装解除』でした。 この本は、遠い世界の話をしているようでいて、実は「自分が何を前提に物事を見ているのか」を静かに揺さぶってきます。例えば、学校や病院を建てるだけでは平和はつくれないという話。治安の土台となる警察や司法が整わないまま“目に優しい支援”だけが進むと、むしろ地域を不安定にすることもある。こういう指摘は、援助や正義を語るときの思考の癖を見直させてくれます。 もうひとつ大きかったのは、「和解」の扱い方です。被害者に早い段階で寛容さを求めるのは、外から来た人間が最もやってはいけないことだという話。正しさよりも、生々しい現場の温度で語られる“限界付きの正義”。この視点は、職場の衝突や対話の難しさにも意外と重なるところがあって、妙に腹に落ちました。 国際問題に詳しい必要はありません。ただ、世界の複雑さを前に自分の理解の浅さにモヤモヤした経験がある人には、じわりと効く一冊だと思います。

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出版社による紹介

むき出しの暴力、軍閥ボスのエゴ、戦争が日常の子どもたち……。泥沼の紛争地でいかに銃を捨てさせるか? 東チモールからアフガンまで現場を指揮した男が明かす真実。真の平和論はこの一冊から。(講談社現代新書)
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