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日本人のための「集団的自衛権」入門(新潮新書)

日本人のための「集団的自衛権」入門(新潮新書)

石破 茂

新潮社 / 2014-02-20

累計読者数3
平均ハイライト数 9.3件/人
推定読了時間 約3時間46分
star総合評価 49/100
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この本について

安全保障の話って、自分には判断材料が足りないまま「なんとなく不安だけ残る」ことが多いですよね。武器輸出の是非とか、集団的自衛権って聞くだけで身構えるけれど、じゃあ何を根拠に考えればいいのかと言われると曖昧なまま…という感覚、僕も長く持っていました。 この本は、そこで止まっていた思考を一段ほぐしてくれました。たとえば、日本が武器を輸出していないからといって「平和国家として評価される」わけでもない、という指摘は、善悪のイメージだけで判断していた自分にはかなり現実的に響きました。また、集団的自衛権が「どこかの大国の戦争に巻き込まれる仕組み」ではなく、本来は小国側の安全を確保するための知恵だという説明も、国際法の具体的な条文を踏まえて整理されていて、ようやく議論の地図が描ける感じがありました。 さらに、過去の戦争やアジアへの加害の歴史を検証する必要性を、制度論と同じレベルで扱っている点が個人的には大きかったです。安全保障を語るうえで、自国の立ち位置をどう捉え直すかという“前提作り”まで含めて説明してくれる本は多くありません。 ニュースを追うだけでは足りないと感じている人、そして「わからないまま賛否を迫られる状況」に疲れている人に、静かに効く一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

集団的自衛権の行使を容認すべきか否か。真っ向から意見は対立し続けているが、そもそもその由来や意味をどれだけの国民が知っているのだろうか。政界きっての安全保障政策通が、その成り立ち、日本における解釈の変遷、リスクとメリット等々、あらゆる疑問に正面から答える。「地球の裏側に行って戦争する権利だ」「日本が戦争に巻き込まれる」といった誤解、俗説の問題点を冷静かつ徹底的に検討した渾身の一冊。
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