
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン
カーマイン ガロ, 井口 耕二, and 外村仁(解説)
Nikken BP Sha / 2010-07
この本について
人前で話す場面って、準備しているつもりでも「結局なにを伝えたいんだっけ…」と迷子になることが多いですよね。スライド作りに逃げて、結局ストーリーが弱いまま本番を迎えてしまうあの感じ。僕も同じで、聞き手の顔色ばかり気にして肝心のメッセージがぼやけることがよくあります。 この本が助けになるのは、ジョブズの派手さを真似しろという話ではなく、「聞き手が理解しやすい流れとは何か」を徹底的に言語化してくれているところです。たとえば、解決策より先に“問題”を示す理由。脳が情報を分類する“バケツ”をこちらが用意する必要があるという視点は、自分のプレゼンに足りなかったものをズバッと指してくれました。また、準備の段階でまず紙と鉛筆を使うというアナログな工程が、結果的に全体をクリアにしてくれる感覚も腑に落ちます。 さらに、聞き手が本当に気にするのは「なぜそれを気にかける必要があるのか」という一点だという指摘も、日々の企画書づくりや説明で痛いほど思い当たります。言葉のキレを意識することや、デモや実例を混ぜることで理解の入り口を作る重要性など、行動レベルで試せるヒントが多いのも助かります。 仕事で説明が多い人や、「伝えているつもりなのに通じない」と感じている人に静かに刺さる本です。僕自身、うまく話そうと力むより、聞き手の頭の中に居場所を作ってあげることの方がずっと大事だと気づかされました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの42%が集中しています。
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