
プロフェッショナルプレゼン。 相手の納得をつくるプレゼンテーションの戦い方。
小沢 正光
(株)インプレス / 2008-09-12
この本について
プレゼンの準備をしていると、気づけばスライドづくりに逃げてしまったり、頭の中が散らかったまま形だけ整っていくような感覚ってありませんか。自分では筋が通っているつもりでも、いざ話してみると「結局なにを伝えたいんだっけ」と不安になるあの感じ。僕も長らくそこでもがいてきたので、読者の方がこの本の「ひとことで言えるか」という部分を何度も保存していたのを見て、すごく共感しました。 この本が効くのは、プレゼンを“説明の場”ではなく“判断を促す場”だと捉え直させてくれるところです。全部を伝えようとするほど届かなくなるという前提に立つと、自然と「まず目的を一言に落とすしかない」という方向に腹落ちしていくんですよね。また、相手を“組織”ではなく“個人”として掘る姿勢も特徴で、相手の発言録や価値観を丁寧に調べたうえで、相手の土俵で話す準備をする。この丁寧さが、プレゼンの不安を少しずつ減らしてくれます。 さらに、頭の中だけで整理しようとしない点も救いでした。紙にワンフレーズずつ並べていく、CMコンテのように構成していく、チームならプロジェクターで映しながら詰めていく…。こういう“思考を外に出す方法”が書かれているので、読んで終わりではなく、その日のうちに手を動かせる感覚があります。 プレゼン前に立ち止まりがちな人、あるいは「伝えたいことが多すぎて軸がつかめない人」にとって、静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの42%が集中しています。
読書の順序
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