
9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係
鈴木秀子
PHP研究所 / 1997-11-20
この本について
最近、自分の反応やクセがよく分からなくなることってありませんか。仕事では「もっと動いたほうがいいのかな」と思いながら頭で考えすぎて止まってしまったり、逆に成果ばかり追いかけて気持ちが置いてけぼりになったり。楽しいことを考えてごまかしているうちに、何が本音だったのか見えなくなることもあります。僕自身、このあたりのモヤモヤがずっと残っていました。 この本が面白いのは、「性格タイプを当てるゲーム」ではなく、自分がどんな時にどんなクセで自分を守ろうとするのかを丁寧に見せてくれるところです。たとえば思考にこもりがちなタイプの人は、結局は現実に触れない限り、本当の安心にはたどり着かない。逆に成果に寄せすぎるタイプの人は、気づかないうちに周囲も自分も“手段化”してしまう。読みながら、自分が無意識にやっていたことの正体が言語化される感じがありました。 そして一番刺さったのは、「役割としてやっている自分」と「本当の自分」がずれたまま走り続けると、いつか訳が分からなくなるという指摘です。これ、仕事に慣れてきた頃ほど心当たりがある人、多いと思います。 自分のパターンに気づくと、行動を大きく変える必要はなくても、ひと呼吸置けるようになる。その意味で、この本は“性格を決めつけるため”ではなく、“自分を少し扱いやすくするため”の道具に近いです。 こんな人に刺さると思います。 「気づくと同じ悩みのループに戻ってしまう人」。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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