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複雑系の知: 21世紀に求められる7つの知

複雑系の知: 21世紀に求められる7つの知

田坂広志

累計読者数5
平均ハイライト数 7.4件/人
star総合評価 44/100
start序盤集中型
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この本について

なんとなく、物事を分けて考えればスッキリするはずなのに、実際には全体がつかめないまま迷子になることってありますよね。仕事でも、人間関係でも、「要素ごとに分析したはずなのに、結局よく分からないまま」という感覚。僕自身も長くそこでもがいてきたのですが、この本を読んで、そもそも“分割”という発想自体が限界にきている場面が多いんだと気づかされました。 『複雑系の知』は、難しい理論の解説書というより、混沌とした現実に向き合うための“姿勢”を整えてくれる本です。印象的だったのは、複雑なものには必ず関係性が宿り、分けた瞬間に大事なものがこぼれ落ちる、という視点。仕事のプロジェクトが思うように動かないとき、数字や役割を細かく切り分けるほどズレが大きくなる理由が、すとんと腹に落ちました。また、「未来を予測するのではなく、予測できない前提を受け入れる」という考え方は、変化の速さに疲れがちな今の働き方にもそのまま効いてきます。さらに、直観や身体感覚の価値をきちんと扱ってくれるので、頭で考えるほど混乱するタイプには救いになるはずです。 自分の判断に迷いがちな人、全体像をつかめず苦しくなる人に静かに刺さる本だと思います。分析では届かないところに踏み込みたいとき、気負わず読んでみてください。

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