
達人に学ぶSQL徹底指南書 第2版 初級者で終わりたくないあなたへ
ミック
翔泳社 / 2018-10-11
この本について
SQLを書いていると、「なんとなく動くけど理屈がよく分からない」みたいな場面、多くないでしょうか。特にGROUP BYやNULL、CASE式あたりになると、毎回ググっては場当たり的に書いてしまって、後から自分のSQLを読み返してため息が出る……僕もずっとそんな感じでした。ロジックを理解しているつもりでも、集合がどう分割されて、どのタイミングで条件が評価されるのかが曖昧なままだと、結局“応急処置のSQL”しか書けないんですよね。 この本が面白いのは、SQLを単なる文法集ではなく「どういう発想で書く言語なのか」まで丁寧にほどいてくれるところです。読者が抜き出していた「GROUP BYは類別である」という説明なんて、その典型だと思います。行が“過不足なくチーム分けされる”イメージが持てるだけで、複雑な集計が急に手なずけられる感覚が出てくる。また、WHEREではなくSELECTで分岐させる話や、NULLが「値ですらない」という指摘も、SQL独特の気持ち悪い挙動の理由が腑に落ちて、条件式の書き方が自然と変わっていきます。さらにPARTITION BYとGROUP BYの違いを「集約を伴うかどうか」で説明してくれるあたりも、実務で迷いがちな境界をうまく言語化してくれていると感じました。 派手なテクニックというより、「なぜこの書き方になるのか」を一つずつ地に足つけて理解したい人に向いている一冊です。SQLを仕事で毎日触っているのに、どこか自信が持てない……そんな人ほど、世界の見え方が変わると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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