
SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作
ミック
翔泳社 / 2016-06-16
この本について
SQLを触っていると、集計まわりで「こういう結果を出したいだけなのに、書き方が分からない…」みたいな詰まり方をよくします。ORDER BY をつけても並びが変わらなかったり、GROUP BY と HAVING の役割がごっちゃになったり、ウィンドウ関数の PARTITION BY が何を区切っているのか掴めなかったり。自分もそこを曖昧にしたまま仕事をして、後から読み返して首をかしげることが何度もありました。 この本は、そういう“なんとなく理解しているつもり”の部分を、具体的な動きのイメージに落としてくれるのが助かりました。例えば GROUPING 演算子を「積み木の立方体」で説明してくれるので、小計と合計をどう計算しているのかが手触りとして残ります。ウィンドウ関数についても、「ORDER BY は計算順を決めるだけで結果の並びには影響しない」という指摘が、実務で混乱していたポイントと完全に一致していました。サブクエリを“使い捨てのビュー”と捉える説明も、読み終えた後の書き方がだいぶスッキリします。 全体として、知識を増やすというより「SQLを書くときの思考の癖を整えてくれる」という感じが強いです。CASE 式の ELSE を省略しないなど、細かいけれど実務で効いてくる姿勢も随所にあります。 基礎は学んだけれど、実務でモヤモヤが残ったまま書いている人に静かに刺さる一冊だと思います。自分の中の「理解したつもり」を丁寧にほぐしたい人にちょうどいいです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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