
SQL ゼロからはじめるデータベース操作
ミック
翔泳社 / 2010-06-28
この本について
SQLを触っていると、ちょっとした疑問が積み重なっていきます。SELECTの実行順序って結局どうなっているのか、COUNTが思った値にならないのはなぜか、GROUP BY後に列名を書いたらエラーになる理由って何なのか。文法をなぞるだけでは解決しない「なんとなくのモヤモヤ」を抱えたまま、仕事でSQLを書くことになりがちです。 この本は、そのあたりの引っかかりをひとつずつ言語化してくれます。たとえば、SELECTがGROUP BYより後に実行されるからこそ「集約キーと1対1で対応しない列は出せない」という説明は、実務で遭遇する典型的な混乱をかなりスッと整理してくれます。COUNT(*)とCOUNT(列名)の違い、NULLの扱い、WHEREとHAVINGの役割の違いなど、実際に手が止まるポイントがていねいに分解されていて、読んでいると「ああ、そういうことか」と腑に落ちる感覚があります。 さらに、文字列型の固定長/可変長の違い、日付にSUMをかけられない理由、DISTINCTの置ける位置など、実務では後回しにしがちな“細かいけれど落とすと痛い”部分も押さえられているのがありがたいところです。どれも大げさな話ではなく、日々のSQLを書くときに迷わなくなるための基礎体力として効いてきます。 基礎からやり直したいけれど、ネットの断片知識では物足りない。そんな人にちょうどいい本だと思います。僕自身、行き詰まったときに戻る場所としてしばらく手放せませんでした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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