
確定拠出年金の教科書
山崎元
日本実業出版社 / 2016-06-10
この本について
お金まわりのことって、ちゃんと向き合わなきゃと思いつつ、どこから手をつければいいのか分からないまま時間が過ぎていきますよね。特に確定拠出年金まわりは、制度が複雑で、選べる商品もやたら多くて、気付いたら「よく分からないから放置」で終わってしまいがちです。僕もずっとそんな感じでした。 この本が助かったのは、「結局どこを見ればいいのか」を現実的な範囲にまで落としてくれたところです。例えば、運用商品は“手数料だけで比べればいい”という割り切りは、迷いがちな人ほど救われるはずですし、確定拠出年金には“期待リターンの高い資産を集中的に置く”という考え方も、実際の行動に変換しやすい。さらに、国内債券をどう扱うか悩む場面でも、個人向け国債の位置づけがとても分かりやすく整理されていて、必要以上に商品を探し回る時間が減ります。 個人的に一番大きかったのは、NISAとの役割分担をどう決めるかが、具体的な商品名レベルで語られている点でした。TOPIX連動ETFはNISAで、確定拠出年金では低コストの外国株式インデックス、といった形で“実際に手を動かすとこうなる”がイメージしやすい。本気で最適化しようとすると意外と迷うので、これはかなりありがたかったです。 投資を派手にする気はないけれど、将来の不安に振り回され続けるのも嫌だ、という人に刺さる一冊だと思います。制度を味方につけたいけど、情報が多すぎて前に進めない人ほど、読んだ瞬間に肩の力が抜けるはずです。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
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