
項羽と劉邦(上中下) 合本版(新潮文庫)
司馬 遼太郎
新潮社 / 198405
累計読者数4
平均ハイライト数 7.5件/人
推定読了時間 約14時間25分
star総合評価 36/100
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この本について
仕事でも人間関係でも、「この判断でいいのか」「自分は器が足りていないのか」とモヤモヤすることが多いですよね。力のある人をどう扱えばいいか、逆に自分が足りない部分をどう埋めるか…頭ではわかっても、実際の場面になると迷うばかりだと思います。 『項羽と劉邦』を読むと、その迷いを真正面から扱ってくれる感覚があります。たとえば、虚心でいることが聡明さにつながるという視点。自分の空白を恐れず、むしろ周囲の力を活かすことで前に進めるという劉邦の姿は、無理に「全部自分で抱える」癖のある人にはけっこう響くはずです。また、項梁のように、人を使うときに能力だけでなく調和を見るという姿勢は、チームで動くときの判断基準を静かに変えてくれます。さらに、始皇帝の失敗からは、組織や関係が個人依存になったときの脆さが見えて、自分の周りの構造をいったん疑うきっかけにもなります。 これらは派手な教訓ではなく、歴史の中に埋もれた「人がどう動き、どうつまずくか」の生々しい描写です。だからこそ、仕事の現場で「あ、これ似てるな」と思い出せるし、次の一手を少しだけ冷静に選べるようになる気がします。 特に、リーダーでもフォロワーでも「自分の役割の限界と可能性」を考えざるをえない人には刺さると思います。自分の不完全さと向き合うとき、そばに置いておくと心強い一冊です。
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出版社による紹介
紀元前3世紀末、秦の始皇帝は中国史上初の統一帝国を創出し戦国時代に終止符をうった。しかし彼の死後、秦の統制力は弱まり、陳勝・呉広の一揆がおこると、天下は再び大乱の時代に入る。――これは、沛のごろつき上がりの劉邦が、楚の猛将・項羽と天下を争って、百敗しつつもついに楚を破り漢帝国を樹立するまでをとおし、天下を制する“人望”とは何かをきわめつくした物語である。 ※当電子版は『項羽と劉邦』(上)(中)(下)の全三巻をまとめた合本版です。
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