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項羽と劉邦(上)(新潮文庫)

項羽と劉邦(上)(新潮文庫)

司馬 遼太郎

新潮社

累計読者数6
平均ハイライト数 2.8件/人
推定読了時間 約14時間25分
star総合評価 45/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 37%

この本について

仕事でも人間関係でも、「どうしてあの人はうまく人を動かせるんだろう」とか、「自分は立ち回りが下手すぎる気がする」とか、そんなモヤモヤを抱えることが多いです。正面から努力しているつもりでも、状況に巻き込まれたり、余計なところに手を出してダメージを負ったりすることもありますよね。 『項羽と劉邦(上)』を読んでいて、保存されていた抜粋を眺めると、刺さっているのは「人の扱い方」や「巻き込まれ方」のリアルな描写なんだろうと思います。他国の内紛に深入りして滅ぶ章邯の話や、項梁が葬儀の場で人材を見つけていくくだり、そして劉邦の“空虚さ”を蕭何が資質として見抜く場面。どれも、単なる英雄譚ではなく、組織やチームで起こりそうな現実に寄せて読めるところが妙に効いてきます。 この本が役に立つのは、まず「人は能力よりも、どんな場に置かれるかで変わる」という視点をもらえるところです。劉邦が評価されるのは完璧だからではなく、空白があるからこそ他者が力を出しやすい、という描かれ方が本当に現実的です。それから、「噂や物語がどう力になるか」を、蕭何の緻密な立ち回りを通じて実感できます。最後に、項梁のように、華やかさではなく“統御できるか”で人を見極める姿勢は、そのまま現代のチームづくりにも重ねられます。 自分の立場や能力に自信がなくても、「どう人と関わり、どう場をつくるか」で変わるはずだと感じたい人に向いている一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

紀元前3世紀末、秦の始皇帝は中国史上初の統一帝国を創出し戦国時代に終止符をうった。しかし彼の死後、秦の統制力は弱まり、陳勝・呉広の一揆がおこると、天下は再び大乱の時代に入る。――これは、沛のごろつき上がりの劉邦が、楚の猛将・項羽と天下を争って、百敗しつつもついに楚を破り漢帝国を樹立するまでをとおし、天下を制する“人望”とは何かをきわめつくした物語である。 ※当電子版は『項羽と劉邦』(上)(中)(下)の全三巻をまとめた合本版です。
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