
世界史のなかの戦国日本 (ちくま学芸文庫)
村井章介
累計読者数5
平均ハイライト数 9.2件/人
推定読了時間 約6時間18分
star総合評価 38/100
start序盤集中型
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この本について
歴史の本を読んでいて、「日本ってこの時代、世界の中でどんな立ち位置だったんだろう…?」と気になりつつ、教科書以上のつながりはなかなか見えないまま、モヤっとすることがよくあります。とくに戦国のあたりは国内の出来事ばかりを追ってしまいがちで、周辺地域との関係になると一気に霧が出る感じがあるんですよね。 『世界史のなかの戦国日本』は、その霧をゆっくり晴らしてくれるタイプの本でした。たとえば、三浦の乱の背景や勘合貿易の仕組みを扱う場面では、「日本が何を望み、相手の国が何を怖れ、どんな“ルール”の上で動いていたのか」が、外交の現場レベルから見えてきます。また、アイヌやギリヤーク、沿海州の動きを含めた北方のネットワークを扱う部分は、日本列島が“東アジアの流れの端っこ”として揺らいでいた実感をくれます。さらに、冊封という政治システムと貿易の関係を読むと、国家のプライドと現実的な利害がどう折り合っていたのかが、少しずつつながってきます。 世界史と日本史を分けずに読みたい人、あるいは自分の立ち位置を俯瞰したいときのヒントがほしい人には、かなり刺さる一冊だと思います。歴史を“点”ではなく“関係”で理解したいときに置いておくと、しばらく頼りになる本です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの45%が集中しています。
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出版社による紹介
世界史の流れの中から日本列島を眺めると、意外な景色が浮かび上がってくる。群雄割拠の中から織田・豊臣を経て徳川安定政権を生んだ戦国時代。しかし15、16世紀の日本では、商業圏の拡大という別の覇権争いが始まっていた。サハリン・沿海州貿易を手中に収めようと画策する蛎崎氏、東南アジアにまで及ぶ西南海貿易で富を築いた琉球王国とその座を狙う島津氏、南蛮貿易のためにおたずね者まで取り込む松浦氏、当時の世界基軸通貨=銀貨をめぐり暗躍する倭人ネットワーク...。地域史をより広い視点で理解する「グローバル・ヒストリー」の先鞭をつけた歴史学の名著。
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