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持たざる経営の虚実 日本企業の存亡を分ける正しい外部化・内部化とは? (日本経済新聞出版)

持たざる経営の虚実 日本企業の存亡を分ける正しい外部化・内部化とは? (日本経済新聞出版)

松岡真宏

日本経済新聞出版社 / 201901

累計読者数3
平均ハイライト数 14件/人
star総合評価 53/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 33%

この本について

仕事で新しい方針を考えるたびに、「選択と集中って本当に正しいのか」「シェアを追い続ける以外に道がないのか」と、どこか割り切れない気持ちが残ることがあります。現場は疲弊しているのに、本社は別の論理で動いているように見えたり、外部化・内部化の判断も“なんとなく”で決まってしまったり。自分の会社だけが迷子なんじゃないかと感じる瞬間、ありますよね。 『持たざる経営の虚実』は、そのモヤモヤにかなり具体的に答えてくれる本でした。たとえば、地域の多角化が想像以上に企業価値を下げてしまう理由とか、取引コストが水面下で積み上がる構造とか、外から見ると「判断ミス」に見える経営行動の裏側が、丁寧に説明されていきます。読んでいると、経営者の迷いも、現場の非効率も、単に能力や根性の問題ではなく、構造としてそうなりやすいことが腑に落ちてくる感覚があります。 特に、内部化をプリンシパル化として捉え直す視点や、ウェルチ流の「選択と集中」が日本で“誤訳”されたまま普及してしまった話は、日々の判断の枠組みそのものをずらしてくれます。必ずしも正解をくれるわけではないけれど、なぜ迷うのか、その理由が言語化されるだけでこんなに楽になるのかと驚きました。 自社の戦略に違和感を抱えつつも言語化できずにいる人に、特に刺さる本だと思います。

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