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文化人類学の思考法

文化人類学の思考法

松村圭一郎、中川理、石井美保

世界思想社 / 2019-04-30

累計読者数29
平均ハイライト数 42.6件/人
推定読了時間 約3時間4分
star総合評価 74/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 29%

この本について

仕事でも日常でも、つい自分の「当たり前」を基準にあれこれ判断してしまって、なんだか視野が狭くなっている気がする瞬間ってありませんか。相手の行動の理由が理解できなかったり、新しい技術や価値観にざわついたり、自分の感覚が正しいのかよく分からなくなるあの感じです。 『文化人類学の思考法』を読んでいると、そのモヤモヤに少し風が通るような感覚がありました。文化人類学って、複雑な世界をざっくり単純化するのではなく、むしろ「その複雑さごと受けとめる」ための方法をくれるんですよね。たとえば、眼鏡やスマホのように生活に溶け込んで境界が曖昧になる技術の捉え方。あるいは、貨幣や贈与のような「当然こういうものだよね」という前提が、別の社会ではまったく違う形をしているという事実。こういう視点に触れると、自分の常識をいったん横に置けるようになります。 この本が効くのは、「どうしてあの人はああするんだろう」「自分の物差しがどこまで通用するんだろう」と悩んだときです。距離を縮めて感じた違和感を手がかりにするやり方と、遠い社会を比較対象にして発想をずらすやり方。この“近さと遠さ”を行き来する思考が、自分の凝り固まった前提を静かにほどいてくれます。 自分とは違う価値観に出会うたびに疲れてしまう人や、世界の見え方を少し変えたいと思っている人には、とても相性がいい本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

文化人類学は、あたりまえの外へと出ていくための思考のギア(装備)だ!「こんなに『使える』本は滅多にない。ビジネスマンからクリエイター、学生まで、下手な実用書を買うくらいなら、これを常備しておくことをおすすめする」WIRED日本版元編集長・若林恵(黒鳥社)

目次

世界を考える道具をつくろう 自然と知識 技術と環境 呪術と科学 現実と異世界 モノと芸術 贈り物と負債 貨幣と信用 国家とグローバリゼーション 戦争と平和 子どもと大人 親族と名前 ケアと共同性 市民社会と政治
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