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Anthro Vision(アンソロ・ビジョン) 人類学的思考で視るビジネスと世界 (日本経済新聞出版)

Anthro Vision(アンソロ・ビジョン) 人類学的思考で視るビジネスと世界 (日本経済新聞出版)

ジリアン・テット and 土方奈美

日経BP / 2022-01-27

累計読者数19
平均ハイライト数 14.3件/人
推定読了時間 約4時間53分
star総合評価 53/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 20%

この本について

仕事でも日常でも、「相手の考えてることがどうにも掴めないな…」という瞬間が続く時期ってありますよね。自分では丁寧に見ているつもりでも、あとから振り返ると先入観で上書きしていただけだった、なんてこともよくあります。僕自身まさにそうで、特に職場の空気を読み違えていたときの居心地の悪さは忘れられません。 『Anthro Vision』が面白いのは、人類学という一見遠そうな学問が、この“読み違え”をほぐす道具になるところです。現場に潜り込んで虫の目で観察すること、当たり前だと思っていた自分側の文化にレンズを向けること、そして相手の言葉になっていない“沈黙”にも耳を澄ませること。どれも小手先のテクニックではなく、行動の仕方がじわじわ変わるような視点をくれます。僕はこの本を読んでから、会議での違和感を少し放置して観察するようになり、人間関係のつかえが減りました。 特に、自分の価値観を一度脇に置ける人より、「置きたいのにどう置けばいいかわからない人」にこそ合う本だと思います。仕事で人の気持ちや背景を読み違えてしまうことが多い人、あるいは自分の“ふつう”がどこから来ているのか気になり始めた人には、かなり腹落ちするはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

『サイロ・エフェクト』著者最新作! なぜ経済学やビッグデータ分析は問題解決に失敗するのか? 社会科学とデータサイエンスの融合で人類学的知見が果たすべき役割とは。 FTのトップジャーナリストが広い視野から事象を分析する人類学の思考フレームワークを解説。 * * * 現代社会の知的ツールが、機能不全に陥っている。経済予測、選挙の世論調査、金融モデルは外れてばかりだ。こうしたツールは、世界はごくわずかな変数で分類・把握できるという前提に基づいて設計されている。視野が狭いのだ。 世界が安定していて、過去が未来の参考になる時代なら、それでもうまくいくかもしれない。だが変化の激しい時代、「極端な不確実性」に直面しているときは、狭い視野は危険だ。 ビッグデータをAI(人工知能)がどれだけ処理しようとも、そこから導き出されるのは「WHAT」だけである。事象の原因、「WHY」にはたどり着けない。 * * * いま求められるのは、広い視野と「WHY」を突き詰める視点である。「未知なるものを身近なものに」「身近なものを未知なるものに」変化させ、隠れたパターンを見いだすツールである。 本書では人類学者のように「虫の目」で世界を視て、「鳥の目」で集めた情報と組み合わせることで「社会的沈黙」に耳を澄ます技術「アンソロ・ビジョン(人類学的視野)」を紹介する。 フィナンシャル・タイムズ紙(FT)のトップジャーナリストが執筆した話題作。
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