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経営者のための正しい多角化論 世界が評価するコングロマリットプレミアム (日本経済新聞出版)

経営者のための正しい多角化論 世界が評価するコングロマリットプレミアム (日本経済新聞出版)

松岡真宏

日経BP / 2025-06-27

累計読者数4
平均ハイライト数 52.3件/人
推定読了時間 約3時間34分
star総合評価 74/100
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この本について

事業の将来を考えるとき、「選択と集中と言われるけれど、本当にそれだけでいいのか…」と立ち止まることがあると思います。特に、今の主力事業がこの先どれだけ伸びるのか読めないときほど、どこまでリスクを取るべきなのか判断が難しくなりますよね。自分も同じように迷ってきたのですが、この本はそのモヤモヤをかなり現実的な視点でほぐしてくれました。 面白いのは、多角化=ディスカウントという常識をいったん横に置き、なぜその認識が固定化されたのかを丁寧にほぐしていくところです。例えば地方サービス企業が「選択と集中」を行うことがむしろ経営として不合理になり得る、という指摘は具体的でイメージしやすいですし、財布のシェアという視点に置き換えると、多角化が“攻め”の行動として見えてきます。また、ウェルチの「Focus」の和訳が日本で歪んで定着した話も、どれだけ思考の前提が無意識に固定化されているかを気づかせてくれます。 もうひとつ印象に残ったのは、経営者の仕事を「新しい事業を考え、リスクを取ること」と言い切る姿勢です。多角化の是非よりも、その舵取りをする経営陣の質や外部人材の活用、文化統合の重要性に焦点を当てていて、単なるスローガンではない実務的な視点が貫かれています。 今の事業の先行きに不安がありつつ、それでも何か動かしたいと感じている人にはかなり刺さる本だと思います。迷いながらも前に進まなきゃいけないタイミングで手元にあると、視野がぐっと広がるはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

2050年、日本の上場企業数は半減する。「シナジー」幻想を捨て、総合商社を再評価したバフェットの投資哲学に、価値を創出する多角経営を学べ! 再生コンサルを専門とする著者が、巨大企業隆盛の時代に、間違った「選択と集中」ではなく、正しく企業を成長させる方策を提示する。 コングロマリットは、本質的に、株価やビジネスを押し下げるようなディスカウント要因ではない。むしろ、株価や業容を押し上げるプレミアム要因と考えられる。それは経営次第なのだ。これからは、いかに「コングロマリットプレミアム」を創造するかが、経営者やビジネスパーソンに求められている。 (「第1章」より) 【目次】 第1章 コングロマリットプレミアム――バフェットの価値投資と不確実な時代 第2章 世界のコングロマリットが縮む日本企業を取り囲む 第3章 日本の巨大企業解体史――「財閥解体」と「選択と集中」 第4章 世界経済はコングロマリットが動かしている 第5章 2050年日本の上場企業は半減する――日本経済を沈ませないために
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