
戦略としての企業価値
佐藤 克宏
ダイヤモンド社 / 2023-06-08
この本について
事業の将来を考えるとき、「いまの事業を育てるべきか、畳むべきか」「そもそも何を基準に判断すればいいのか」とモヤモヤすることが多いと思います。現場の課題は山ほど見えるのに、全体として何を優先すれば企業価値につながるのかがぼんやりしてしまう、あの感じです。 この本は、そのモヤモヤに具体的な手触りをくれるタイプの一冊でした。成長と稼ぐ力というシンプルな軸で事業を見直すと、やるべきことが急に整理されていきます。例えば、成長する市場にどうポジションを取りに行くかをメガトレンドから考える視点や、逆にキャッシュを生まない事業からは構造改革やエグジットで流出を止めるという判断など、「現場の延長」ではなく経営全体の絵を描く感覚がつかめます。また、ROICを部門レベルの動きにまで落とし込んでいく具体例も多く、数字が単なる指標ではなく日々の運営とつながっていくのがわかりやすいです。 読んでいると、企業価値の話が金融寄りの抽象論ではなく、キャッシュを生む仕組みをどう作るかという実務に近い話だと理解できてきます。全社戦略が事業部の寄せ集めになりがちな会社ほど、なぜ軸が必要なのかが腹落ちしやすいと思います。 自分の事業が「このままで本当にいいのか」と立ち止まる瞬間が増えている人に、特に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt![企業価値評価 第6版[上]――バリュエーションの理論と実践【CD-ROM無し】](https://m.media-amazon.com/images/I/81pMP7IzlkL._SY500.jpg)
企業価値評価 第6版[上]――バリュエーションの理論と実践【CD-ROM無し】
マッキンゼー・アンド・カンパニー、ティム・コラー、マーク・フーカート、デイビッド・ウェッセルズ、マッキンゼー・コーポレート・ファイナンス・グループ

A.T. カーニー 業界別 経営アジェンダ 2025 (日本経済新聞出版)
A.T.カーニー

ドラッカーから学ぶ多角化戦略
藤屋伸二

ランチェスター戦略〈圧倒的に勝つ〉経営 中小企業のコンサル事例でわかる
福永雅文

このビジネスモデルがすごい!―――グレートカンパニー研究からわかった優秀企業の条件
船井総合研究所 and 船井財団
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要