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現代語訳 史記 (ちくま新書)

現代語訳 史記 (ちくま新書)

司馬遷 and 大木康

累計読者数6
平均ハイライト数 17.8件/人
推定読了時間 約4時間58分
star総合評価 61/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 42%

この本について

仕事でも人間関係でも、「相手の腹の底が読めないまま流されている気がする」と感じる時があります。善意で動いたはずが裏目に出たり、逆に助けてもらったのに素直に受け取れなかったり。自分の振る舞いがどこへ向かっているのか、ふと分からなくなる瞬間ってありますよね。 『現代語訳 史記』を読んでいて驚くのは、そんな迷いが2000年以上前の人々にも同じようにあったという事実です。たとえば、士が「己を知る者のために死ぬ」と言う時の切実さや、恩を受けたら忘れず、与えた恩は忘れてほしいと願う他者との距離感。これは精神論ではなく、彼らが生きるために選び続けた具体的な判断の積み重ねなんだと分かります。また、高祖や項羽のような英雄でさえ、複数の視点で見ると「強さ」と「迷い」が同時に存在していて、歴史の流れは個人の弱さと判断の揺らぎで大きく変わっていく。そこに妙な安心感があります。 この本は、派手な成功法則よりも、「人はどう迷い、どう決めてきたか」のリアルを教えてくれます。自分の判断基準を見直したい人、あるいは組織の中で“士”としてどう振る舞うか悩んでいる人には、特に刺さると思います。こんな時代だからこそ、古い物語の中に、自分の立ち位置を考えるための具体的なヒントが転がっています。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

歴史書の大古典にして、生き生きとした人間の在り方を描く文学書でもある司馬遷の『史記』を、「キャリア」をテーマにして選び出し現代語訳。帝王、英雄から、戦略家、道化、暗殺者まで、権力への距離は異なっても、それぞれの個性を発揮し、自らの力で歴史に名を残した人物たちの魅力は、現代でも色あせることはない。適切なガイドと本物の感触を伝える訳文で『史記』の世界を案内する。
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