
故事成句でたどる楽しい中国史 (岩波ジュニア新書)
井波 律子
累計読者数6
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推定読了時間 約4時間22分
star総合評価 67/100
start序盤集中型
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この本について
最近、歴史の話を読んでいても「結局いまの自分にどう関係あるんだろう…」とモヤッとすることが多くて。人物も事件も壮大なのに、現実の悩みには降りてきてくれない感じがあるんですよね。そんなときにこの本を読んでみたら、故事成句の裏にある人間臭さが思いのほか等身大で、思考の引っかかりがするっと動く瞬間がありました。 たとえば、名君たちが力を誇示しすぎず、むしろ「支配力をむきだしにしない」姿勢で世を治めていたという話。いまの職場でも、表向き強く出るより、周囲が息をしやすい空気をつくるほうが結局うまくいくよな…と妙に腑に落ちました。また、夏や殷や周が似たようなパターンで栄枯盛衰をたどったり、暴君が身近な誘惑で判断を狂わせたりする流れを知ると、「人は時代が変わってもそこまで変わらない」という現実が見えてくる。だからこそ、自分の判断をどこで誤りやすいかも想像しやすくなるんです。 それに、伯夷・叔斉や管仲と鮑叔のように、揺れながらも自分の価値観を選び取っていった人たちのエピソードを読むと、「正しさより、どんな生き方を選ぶか」のほうが長く効いてくるんだろうなと感じます。故事成句という短い言葉の裏に、こんなに具体的な葛藤があったのかと知るだけで、日々の判断が少し落ち着きました。 歴史を知りたいというより、「いまの自分の立ち位置を別角度から見直したい」という人に刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
中国四千年の歴史のなかに生起する数々の名場面。そこには名君、暴君、英雄、詩人、はたまた美女たちが入り乱れ、多くの含蓄ある言葉が生まれました。覆水盆に返らず、背水の陣、井のなかの蛙、登龍門...。それら珠玉の言葉は古びることなく、今もわたしたちの生活のなかに息づいています。故事成句をキーワードにたどる、ものがたり中国史。
読んだ内容を、もう忘れない。
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