
超入門カーボンニュートラル (講談社+α新書)
夫馬賢治
講談社 / 2021-05-21
この本について
カーボンニュートラルって言葉はよく聞くのに、日常の実感とつながらないまま「重要らしいけど、いまいち腹落ちしない」みたいなモヤモヤってありますよね。仕事で関連ワードが出てきても、ニュースの温度感と企業の動きが結びつかず、自分ごとにならないまま終わってしまう。僕もずっとその距離感をもてあましていました。 この本が良かったのは、世界がここまで本気で動き出した理由を、経済面から具体的に説明してくれるところです。IPCCの科学的結論から、投資家や中央銀行がなぜ気候変動を“金融リスク”として扱い始めたのか、そして企業が動かざるをえない背景まで一本の線でつながる。気候変動=環境の話ではなく、自分の仕事や給与、老後まで影響する現実の問題として見えてくるのが大きかったです。また、再エネ・原子力・工場・農業など、排出源がどこにあるのかを丁寧に分解してくれるので、「何がどれだけ影響しているのか」をようやく自分の頭で判断できるようになる感覚もありました。 読み終わったあと、「カーボンニュートラルは遠い未来のスローガンじゃなくて、企業の生存戦略でもある」という視点が残りました。大げさな希望を語るわけではなく、淡々と“現実に起きていること”だけを並べているからこそ腑に落ちる一冊です。仕事でニュースの背景を理解したい人や、環境問題に距離を感じていた人にこそ静かに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
BCGカーボンニュートラル実践経営
ボストン コンサルティング グループ

グリーン・ジャイアント 脱炭素ビジネスが世界経済を動かす (文春新書)
森川 潤

Sustainability4.0―日本企業が挑戦すべき「気候変動対応」
桑原 隆志、吉見 望、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 石油・化学/鉱業・金属ユニット

気候カジノ 経済学から見た地球温暖化問題の最適解
ウィリアム ノードハウス、藤﨑 香里

カーボンZERO 気候変動経営 (日本経済新聞出版)
EYストラテジー・アンド・コンサルティング
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要

