
カーボンZERO 気候変動経営 (日本経済新聞出版)
EYストラテジー・アンド・コンサルティング
この本について
気候変動の話って、正直どこまで自分の仕事に関係あるのか、ぼんやりしたまま後回しになりがちですよね。会社として動かなきゃいけないのは分かるけど、どこから手をつければいいのか、そもそも今やっていることが十分なのかも分からない。そんなモヤモヤを抱えたまま時間だけが過ぎていく感じ、僕もずっとありました。 この本が助かったのは、「宣言すること自体がもう経営リスクになりつつある」とはっきり示してくれたところと、TCFDやSBTi、CDPといった枠組みの“名前だけ知ってる状態”から抜け出せたところです。特に、50年先を見据えて未来起点で逆算するバックキャストの話は、自分の仕事をどう組み直すかを考えるきっかけになりました。単に制度を並べるだけじゃなく、ガバナンスやリスク管理を具体的にどう整えるかまで踏み込んでいて、読んだあとに自社の現状を冷静に棚卸ししたくなります。 それと印象に残ったのは、「選択しないことをデフォルトにする」とか「人のファン心理を再エネ促進に使う」といった、人の行動変容を扱う視点です。こういう話が入ってくることで、気候変動対策が“環境部の領域”ではなく、事業や組織づくりに直結しているものとして立ち上がってくる感じがありました。 気候変動への対応を“やらなきゃいけないけど曖昧なまま”抱えている人に、特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの48%が集中しています。
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