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グリーン・ジャイアント 脱炭素ビジネスが世界経済を動かす (文春新書)

グリーン・ジャイアント 脱炭素ビジネスが世界経済を動かす (文春新書)

森川 潤

文藝春秋 / 2021-09-17

累計読者数62
平均ハイライト数 42.2件/人
推定読了時間 約3時間46分
star総合評価 80/100
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この本について

仕事で「脱炭素って大事なのは分かるけど、実際どこから理解すればいいのか…」と立ち止まる瞬間が多くて、僕自身もしばらくモヤモヤしていました。技術の話なのか、政策の話なのか、あるいは国際情勢なのか。全部つながっているのに、点でしか知れずに判断しづらいんですよね。 この本は、そのバラバラの点を無理に煽らず、淡々と線につないでくれる感じがあります。たとえば、年金基金がESGに舵を切る理由が「100年先を見て運用するから」という極めて実務的な視点で語られるあたり、きれいごとではなく経済の構造変化として理解できる。巨額の投資がどこに流れ、そこでどんなルールが働き、企業がどう動かざるを得ないのかが見えてきます。また、中国がレアアースや電池のサプライチェーンをどれだけ押さえているかの話は、技術競争よりも“土台の握り方”を知る重要さを教えてくれました。 読みながら、自分の仕事でも「何を見るべきか」の軸が少しクリアになります。再エネやEVを“雰囲気で語るテーマ”から、“実際の経済システムを変えていく要因”として扱えるようになる感覚に近いです。特に、長期の変化に振り回されがちな人や、環境とビジネスの線がどうつながるのか掴めていない人には刺さると思います。 派手な結論をくれる本ではないけれど、視界の解像度を上げたいときにちょうどいい一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

時代の転換点は、すでに静かにやってきている——。 ESG投資、電気自動車、次世代原発、代替肉、植物性ミルク、洋上風力発電、太陽光発電……。 日本人の知らない気候変動経済のすべてがわかる、全ビジネスパーソン必読の決定版! 2020年10月7日、かつて全世界の企業でもトップを誇ってきた石油資本エクソン・モービルの時価総額が抜き去られた。 王座から追い落とした企業の名はネクステラ。フロリダの地方電力会社だ。 だが彼らは風力発電、太陽光発電のシェアで全米をひそかに席巻し、株価は10年で5倍に! もはや再生エネルギーはファッションではなく、21世紀のビジネスの主戦場となったのである。 新時代の再エネの巨人「グリーン・ジャイアント」たちは、すでにカーボンニュートラルの世界での覇権をめぐって激しく争っている。 ネクステラ、エネル(伊)、イベルドローラ(西)といった知られざるグリーン・ジャイアントたちの成長戦略とは。 炭素税導入で先を争う欧州各国。 世界最大のCO2排出国ながら、風力・太陽光にも巨大投資を行う中国。 デンマークの洋上に林立する巨大風力発電の風車。 CO2排出案件からの撤退「ダイベストメント」を叫ぶ投資家たち。 GAFAMもカーボンニュートラルを宣言。 「植物肉」で牛肉を減らし、「牛のゲップの温室効果」を止める。 ビル・ゲイツが建設する次世代原発「ナトリウム原発」とは。 グリーン・ジャイアントに支配される新世界で、エネルギーと、そして原発とどう向き合えばいいのか!? ここまでトータルに現在の世界のエネルギーを論じた本はかつてなかった。気鋭の記者が渾身で書き下ろす警世の書!
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