
「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える! 伝える力 (PHPビジネス新書)
池上彰
PHP研究所 / 2007-04-01
この本について
仕事で話すとき、文章を書くとき、「なんでこんなに伝わらないんだろう…」と落ち込む瞬間ってありますよね。自分では筋道立てているつもりなのに、相手の反応がいまいちだったり、会議で肝心なポイントを外してしまったり。僕自身も何度もやらかしてきて、そのたびに“伝えるって難しい”と感じていました。 池上彰さんの『伝える力』は、そんなモヤモヤに対して、派手ではないけれど確実に効く視点をくれます。例えば、接続詞をむやみに使わないだけで文章がぐっと読みやすくなるとか、話すときは「正しいこと」より「今言うべきこと」を選ぶ方が大事だとか。こういう地味だけど外せない感覚って、意外と誰も教えてくれません。また、15分以上話すときはテーマを一つに絞るなど、実際の会議や説明の場でそのまま使える工夫が多く、読みながら自分の仕事を思い返して「ああ、確かに…」と何度もうなずいてしまいました。 個人的に響いたのは、「他人に説明するつもりで調べると理解が深まる」という部分です。わかっていたつもりの情報も、人に伝えようとすると急に曖昧さに気づく。ここを丁寧にするだけで、話す内容や書く文章が驚くほど変わるんですよね。“伝える力”と聞くとセンスの問題と思いがちですが、この本を読むと、実は積み重ねでどうにでもなるものだと少し安心できます。 自分の説明の「どこがズレているのか」を見直したい人に、とても合う一冊だと思います。
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