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レイヤー化する世界

レイヤー化する世界

佐々木 俊尚

NHK出版 / 2013-06-10

累計読者数21
平均ハイライト数 33.9件/人
推定読了時間 約5時間34分
star総合評価 74/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 33%

この本について

最近、「世界の動きって速すぎて、自分の立ち位置がよく分からない」と感じることが増えていませんか。国とか企業とか、はっきりした“境界”が頼りにならなくて、気づいたら自分の仕事も暮らしも、どこか見えないところで決まっているような感覚。僕自身、そのモヤモヤをうまく言語化できずにいました。 『レイヤー化する世界』は、その曖昧さを無理にスッキリ整理する本ではありません。むしろ「世界はひとつにまとまるどころか、どんどん細かく分かれながら同時に重なっている」という視点をくれます。たとえば、巨大企業が「お金を集める」から「世界に散らす」構造に変わりつつある話や、仕事そのものが国境を越えて分配されている現実。こういう動きが、自分の働き方やキャリアの“手触りの変化”とつながって見えてくるのが大きかったです。 読んでいて一番おもしろかったのは、「ウチとソト」みたいな単純な分け方がもう機能していないという指摘でした。均質化どころか、同じ場所に立っていても人ごとに見えているレイヤーが違う。そう考えると、自分が感じていた違和感も「間違い」ではなく、今の世界の自然な反応だったんだと思えるようになります。 今の変化を焦らずに理解したい人、境界線が曖昧になった世界での“自分の位置”を考えたい人には、特に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

情報技術の革新は、メディアや産業の構造を根底から変え、超国籍企業を生んで労働と富のグローバル化を加速し、国ぐにの力を殺いだ。ITを基盤としたシステムそのものが権力化するなか、個人もまた、生きかたの変容を迫られている。これから来る世界はいったいどのようなものなのか。そこでわれわれはどう生きていけばいいのか。斯界の第一人者が、テクノロジーの文明史を踏まえて未来の社会像を鮮明に描き出す。
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