
日本料理の基礎観念
北大路 魯山人
累計読者数4
平均ハイライト数 3.5件/人
star総合評価 44/100
boltライト読書型
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この本について
料理って、手間さえかければ何とかなると思っていたのに、実際はうまくいかないことが多いんですよね。味が決まらない日が続くと、「自分の腕がないだけなのか…」と落ち込んだりします。でも同時に、レシピ通りにやっているのにしっくりこない理由も、どこかで気になっていました。 魯山人の『日本料理の基礎観念』を読むと、そのモヤモヤの正体が少し言語化されます。材料が悪ければどうにもできない、という一見冷たいようでいて救われる指摘。煮物の前に畑から里芋を掘るような、素材の時間軸まで含めた態度。さらに、相手によって料理の“処方”を変えるという考え方。どれも当たり前のように見えて、普段の自分の料理には抜け落ちている部分ばかりでした。技より先に「どう扱うか」「どう向き合うか」が問われる感じがあって、料理そのものが急に立体的に見えてきます。 特に、昆布を洗う場面のような細部の描写は、単なるテクニックではなく「無理をしない」「ものの理にしたがう」という姿勢の説明になっています。ここを読むだけで、雑に済ませていた準備の工程を見直したくなるし、料理がうまくいかない時に腕だけの問題にしていた自分にも気づきます。 料理をもう少し自分の生活に馴染ませたい人や、「丁寧にやれ」と言われても何をどう丁寧にすればいいのか分からない人に、とても静かに効いてくる一冊です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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