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一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)

一汁一菜でよいという提案(新潮文庫)

土井善晴

新潮社 / 2021-10-28

累計読者数36
平均ハイライト数 13.5件/人
推定読了時間 約3時間17分
star総合評価 52/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 16%

この本について

忙しくて料理に気持ちが向かない日って多いですよね。作るべきものが多いほどプレッシャーが強くなって、「ちゃんとやれていない」感が積み重なる。食卓のことなのに、生活全体を責められている気がしてしまう時があります。僕もそうでした。 この本がそっと効いてくるのは、料理の“正しさ”を教えるからではなく、まず「そもそも私たちの食文化とは何か」を思い出させてくれるところです。たとえば、和食は味よりも触覚や温度、背景の情報まで含めて“おいしさ”が決まるという話。これを知るだけで、毎日のお味噌汁が急に違う姿で見えてきます。また、手を掛けること=愛情という思い込みに縛られている人にとっては、一汁一菜が「手抜き」ではなく、暮らしの秩序を取り戻すための仕組みなんだと腑に落ちる瞬間があります。作り手の心の置き場を整えることこそが、家庭料理の本質なんだと背中を軽く押してくれる感じです。 特に「ちゃんとした料理を作らなきゃ」と無意識に自分を追い詰めてしまう人には、静かに深く刺さると思います。派手さはないけれど、日常の景色が少しずつやわらかくなる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

日常の食事は、ご飯と具だくさんの味噌汁で充分。あれば漬物を添えましょう。無理のない生活のリズムを作り、心身ともに健康であるために「一汁一菜」という生き方をはじめてみませんか――。料理研究家・土井善晴による根源的かつ画期的な提言は、家庭料理に革命をもたらした。一汁一菜の実践法を紹介しながら、食文化の変遷、日本人の心について考察する。著者撮影の食卓風景も数多く掲載。(解説・養老孟司)
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