
きみの友だち(新潮文庫)
重松 清
新潮社 / 2008-07-01
累計読者数3
平均ハイライト数 9.3件/人
推定読了時間 約8時間43分
star総合評価 54/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 60%
この本について
人間関係のことで、ときどき妙に疲れる瞬間ってありませんか。誰とどこまで仲良くすればいいのか、どっちにつくべきなのか、答えの出ないまま気を使い続けてしまう感じ。大人になっても似たような場面はあって、「みんな」に合わせようとする自分にうんざりすることがあります。 『きみの友だち』を読んでいると、その疲れの正体が少し見えてきます。抜粋にもあるように、この物語は「みんな」によって振り回される息苦しさを、子どもたちの視点からまっすぐ描いているんですが、そこに不思議と私たちの日常が重なるんです。名前を呼ばれる嬉しさや、呼ばれないことで存在ごと消されるような感覚。理屈では説明できないのに、なぜか一緒にいると落ち着く相手のことを友達と呼びたくなる瞬間。そういう細かい気持ちが、驚くほど丁寧に言語化されています。 読みながら感じたのは、「友だちってこうあるべき」という形に寄せるんじゃなくて、自分のペースで関係をつくっていいんだという、静かな安心です。いなくなっても忘れない相手が一人いれば十分かもしれないし、一緒にいなくても寂しくない相手こそが本物かもしれない。そう考えるだけで、人付き合いの力みが少し抜けていく気がしました。 「必要以上に“みんな”に巻き込まれがちな人」にこそ、そっと届く本です。
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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出版社による紹介
わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない...。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。
目次
あいあい傘
ねじれの位置
ふらふら
ぐりこ
にゃんこの目
別れの曲
千羽鶴
かげふみ
花いちもんめ
きみの友だち
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