
FRIENDSHIP(フレンドシップ) 友情のためにすることは体にも心にもいい
マリサ・G・フランコ(Marisa G. Franco) and 松丸 さとみ
Random House / 2012-06-30
この本について
人との距離感でぐったりしたり、ちょっとした返事の短さで落ち込んだり、仲良くしたいだけなのに妙に力が入ってしまったり。大人になるほど、友情って「自然にできるもの」という思い込みのせいで、誰にも見せづらい悩みになっていく気がします。僕自身、相手の反応を深読みして勝手に疲れるタイプなので、この本の抜粋を読むだけで何度も胸がざわっとしました。 読んでいて特に大きかったのは、「恥」を人との断絶としてとらえる視点でした。嫌われたかもしれない、拒絶されたかもしれないというあの重さは、出来事そのものより“つながりが切れた気がする”痛みなんだ、と理解できるだけで、自分を責める力が少し抜けます。それから、友情は恋愛や家族より軽く扱われがちなのに、実際は自分らしさを取り戻す大事な土台だという指摘も印象的でした。特別なドラマが必要なわけではなく、定期的に会って、ちょっとだけ弱さを見せ合えること。そのシンプルさが逆に難しいんだよな、と静かに刺さります。 そして何より、「自分から働きかけないと大人の友情は始まらない」という現実を、脅しではなく淡々と示してくれるのがありがたいところです。相手の反応を深読みする前に、小さな一歩を積み重ねるしかない。そう思えるだけで、気になる人に声をかけるハードルが少し下がりました。 人との距離をうまく取れないまま大人になった実感がある人に、静かに効いてくる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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