
両立思考 「二者択一」の思考を手放し、多様な価値を実現するパラドキシカルリーダーシップ
ウェンディ・スミス, マリアンヌ・ルイス, 関口倫紀, 落合文四郎, 中村俊介, and 二木夢子
この本について
仕事でも私生活でも、二択を迫られているような気分になることって多いですよね。「今の仕事を続けるか、新しい道に踏み出すか」「家族を優先するか、自分のキャリアを優先するか」。頭ではどちらも大事なのに、どちらか一方を選ばないと前に進めないように感じてしまうあのモヤモヤは、けっこうしんどいものだと思います。 この本は、その行き詰まりの正体を“パラドックス”として扱いながら、問いの立て方を変えることで状況に別の光を当てられることを教えてくれます。たとえば、目の前の選択肢をAかBかで悩む前に、「なぜその二つだけだと思い込んでいるんだろう」と一歩引いて見ること。あるいは、今の現実に向き合いながら、同時に次の曲線を描き始めるという時間軸の扱い方。どちらも、すぐに劇的な変化が起きるわけではないけれど、日々の判断の質が少しずつ変わっていく感覚があります。 個人的には、「状況を完全に把握していなくても話を前に進められる明確さは十分ある」という一節にかなり救われました。完璧に整理できていなくても進めていいし、曖昧さを抱えたままでも探索していい。その柔らかさが、パラドックスとつき合うための土台になるんだと思います。 二択に縛られて視野が狭くなっている感覚がある人に、静かに効いてくる本です。
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ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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