
プログラムはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいプログラムの基礎知識
矢沢 久雄 and 日経ソフトウエア
日経BP / 2007-04-09
この本について
プログラムを書いていて、「結局コンピュータの中で何が起きてるのか、ちゃんと理解できていない気がする…」というモヤモヤ、けっこう長く引きずりがちですよね。関数を呼んで、変数をいじって、コンパイルして動く。でも、その裏でCPUやOSがどう動いているのかとなると、一気に霧が濃くなる感じがあります。 この本は、その霧を一気に晴らすというより、「ここがこうつながってるんだ」と足場をつくってくれるタイプです。たとえば、関数呼び出しがジャンプではなくコール命令で行われ、その裏でスタックに戻り先が積まれている話。プログラムはメモリーではなくレジスタを相手に書かれているという視点。あるいは、アプリケーションが実際に触れているのはOSであって、ハードウェアには手が届かないという現実。どれも、日常のコーディングの裏側で起きていることを、無理なく地続きでつないでくれます。 読んでいると、「自分が触っている世界ってこの上に成り立っていたのか」と腑に落ちる瞬間がいくつかあって、そこからコードの読み方やトラブルの切り分け方がじわっと変わっていきました。特に、動作環境の違いがなぜ生まれるのか、OSがどこまで肩代わりしてくれているのか、このあたりの理解は後々効いてきます。 自分と同じように、「仕組みを知らないまま書けてしまうことに不安がある人」にすごく合う本だと思います。
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