
オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版
平澤 章
日経BP / 2011-04-11
この本について
プログラミングを続けていると、「設計って何を軸に考えればいいんだろう」「クラス分けの正解が分からない」といったモヤモヤに何度もぶつかります。動くコードは書けても、変更に弱かったり、自分で書いたのに後から触りたくなくなったり…。僕自身、そこをずっと往復していました。 この本は、そういう感覚的な悩みに対して、OOPの仕組みを“理由付きで”腹に落としてくれる一冊でした。たとえば、クラスを「まとめて、隠して、たくさん作るための道具」と捉える視点は、名前の付け方や責務の整理に直結しますし、ポリモーフィズムや継承を「重複をどう減らすか」という現実的な観点で説明してくれるので、テクニックではなく判断基準として使えるようになります。また、なぜOOPが必要になったのかを歴史の流れから示してくれるおかげで、目の前のコードでは見えない“設計の土台”が理解しやすくなります。 特に、仕事で仕様変更が多い人、アジャイルでの開発に慣れない人、クラスの役割がいつも曖昧になりがちな人にはすごく刺さると思います。僕も同じように悩んでいましたが、「保守を楽にするために、どこを小さく区切るか」という視点をくれたのはこの本でした。 抽象論ではなく、現場での迷いに足場をつくりたい人にちょうどいい一冊です。
読書インサイト
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多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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