
複雑系の経営―「複雑系の知」から経営者への七つのメッセージ
田坂 広志
英治出版 / 2010-01
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推定読了時間 約4時間25分
star総合評価 60/100
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この本について
仕事でもチームでも、思った通りに動かない状況に出くわすと、「結局どう判断すればいいんだろう」と立ち止まることがあります。分析も数字も追っているつもりなのに、肝心なところが見えない感じが残る。自分もそこで何度も迷ってきました。 田坂さんの『複雑系の経営』が面白いのは、その行き詰まりを「見方そのものがズレているかもしれない」と静かに示してくれるところです。企業を機械のように扱う視点から、生命のように捉える視点へ移るだけで、判断の前提が変わる。例えば、人を「管理」するのではなく、自己組織化が起きやすい環境を整える。市場を「予測」しようとするのではなく、変化と共進化する前提で動く。こうした視点のシフトが、迷いの根っこをほどいてくれる感覚がありました。 また、この本は「全体を洞察する」という考え方を丁寧に扱っていて、複雑な状況の中で何を拾い、何を手放すべきかの感度が少しだけ整います。言葉にならない空気や文化をどう扱うかについても触れられていて、現場で悩んでいる人ほど腑に落ちる部分が多いはずです。 特に、ロジックで割り切れない場面で判断を求められる人には刺さる一冊です。
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21世紀の企業、市場、社会が示す、「生き物」のような不思議な性質。その現実に処する「7つの智恵」。
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