
超ヤバい経済学
スティーヴン・D・レヴィット, スティーヴン・J・ダブナー, and 望月 衛
東洋経済新報社 / 2010-10-06
この本について
仕事でも生活でも、人がどう動くか読めなくて振り回されるときってありますよね。自分の考え方がズレているのか、それとも世界が思ったより複雑なのか、その境目がよくわからないまま時間だけが過ぎていく感じ。僕もけっこうそこで迷いがちです。 『超ヤバい経済学』は、そのモヤモヤに対して「世界を見直す小さな角度」をくれる本でした。たとえば、人はインセンティヴで動くのに、その反応はまったく読み通りにならないことが多い、という指摘。頭では知っているつもりでも、実際のデータや現場の話を突きつけられると、自分の見立ての甘さに気づかされます。胸が痛い患者より息が苦しい患者のほうが死亡率が高い、みたいな直感とズレた事実を知ることで、「思い込みを一度外してみる」癖がつきました。 もうひとつ、この本は外部性の話が妙に日常に効きます。お医者さんが手洗いを徹底できない問題も、公害の話も、結局は見えないコストの分配がおかしいだけなんだと知ると、職場での小さなトラブルの見え方が変わるんですよね。誰がどの負担を背負っているかを意識するだけで、判断が落ち着く場面が増えました。 派手な成功論ではなく、「目の前の世界をちょっと別の角度から調べてみる決意」に寄り添ってくれる本です。思い込みを外したいけど、何から手をつければいいかよくわからない人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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