
まじめの罠 (光文社新書)
勝間 和代
この本について
仕事でも家庭でも「ちゃんとやらなきゃ」と思って動いているのに、なぜか報われない感じが続くことってありますよね。やるほど苦しくなるのに、手を抜くという選択肢は最初から視界に入ってこない。自分の努力の方向が合っているのかさえ、立ち止まって考える余裕がないまま日々が過ぎていく。僕もずっとそのパターンでした。 『まじめの罠』は、そんな状態に陥っているときに、自分が今どの枠の中でもがいているのかを見直すきっかけになります。たとえば、与えられた課題設定を疑わずに全力投球してしまうクセとか、長く続けている人=偉いと思い込む専門家バイアスとか、努力が成果につながらないのに「もっと頑張らなきゃ」と思ってしまう思考の罠とか。どれも当たり前に身につけてきたものなので、自分では気づきにくいんですよね。でも本を読み進めると、「あ、今の悩みはここにハマってるだけかもしれない」と少し距離を置いて見られるようになります。 特に刺さったのは、枠組みは与えられるものではなく、自分で組み直していいという視点でした。完璧を目指して空回りしていた場面で、どこが真似できる部分で、どこからが自分の工夫なのかを見極めるだけでも、仕事との向き合い方が楽になります。ふまじめさというと悪い響きに聞こえますが、ここで言うふまじめは「余白をつくる力」に近い感覚です。 まじめでいること自体は悪くないけれど、そのまじめさが自分を追い込んでいる気がする人には、とても作用する本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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