
ひとはなぜ戦争をするのか (講談社学術文庫)
アルバート・アインシュタイン, ジグムント・フロイト, 養老孟司, 斎藤環, and 浅見昇吾
講談社 / 2016-06-10
累計読者数24
平均ハイライト数 17件/人
推定読了時間 約1時間5分
star総合評価 58/100
start序盤集中型
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この本について
ときどき、ニュースを見ていて「なんで人はこんなに簡単に争いに向かうんだろう」とモヤっとします。理想や正義を掲げているはずなのに、どこかで暴力と結びついてしまう感じ。自分の中の攻撃性についても、説明がつかないまま置き去りになることがあります。 『ひとはなぜ戦争をするのか』を読んで刺さったのは、読者が保存している抜粋のとおり、この本が“きれいごとを避けている”ところでした。法や権利ですら暴力の延長だという視点、理想や理念にも破壊衝動が混ざるという指摘、そして支配と団結の力が表裏一体だという話。読んでいて怖さもありますが、曖昧にしていた部分をまっすぐ言語化してくれる感覚がありました。 個人的には、攻撃性が外側に向かうと内側が少し楽になる、という説明に救われました。自分の内面に湧くモヤモヤを「悪いもの」と決めつけず、仕組みとして理解できるだけで扱い方が変わる気がします。また、ナショナリズムや“多数の暴力”という構造を丁寧に見せてくれるので、目の前の出来事を少し距離を置いて考えられるようになりました。 社会の仕組みと人間の内面、そのどちらにも整理のつかない違和感を抱えている人に刺さる本だと思います。
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出版社による紹介
1932年、国際連盟がアインシュタインに依頼した。「今の文明においてもっとも大事だと思われる事柄を、いちばん意見を交換したい相手と書簡を交わしてください。」選んだ相手はフロイト、テーマは「戦争」だった――。宇宙と心、二つの闇に理を見出した二人が、戦争と平和、そして人間の本性について真摯に語り合う。養老孟司氏・斎藤環氏による書きおろし解説も収録。
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