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認知バイアス 心に潜むふしぎな働き (ブルーバックス)

認知バイアス 心に潜むふしぎな働き (ブルーバックス)

鈴木宏昭

講談社 / 2020-10-22

累計読者数24
平均ハイライト数 18.8件/人
推定読了時間 約4時間1分
star総合評価 61/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 27%

この本について

仕事でも日常でも、「なんで自分はこんな判断をしたんだろう」「あの人の言動が妙に気になるのはなぜなんだろう」と、理由がはっきりしないモヤモヤってありますよね。自分の中に癖がある気はするけど、それをどう扱えばいいのかまでは分からない……。僕もずっとそのあたりを放置してきたタイプです。 この本は、そういう“なんとなく気になる自分の反応”を具体的に説明してくれる一冊でした。たとえば、人の目標につられて自分の目標もずれていく「目標伝染」や、意味がある場所だけを見ているつもりで実は周辺を見落とす「チェンジ・ブラインドネス」。こういう現象を知ると、仕事で判断がブレる理由や、会議で話が噛み合わない理由に妙に納得できるんですよね。さらに言語によって思考が固まる話や、意図が行動の原因だと思い込みやすい構造など、普段“自分の意識”だと思っている部分がどれだけ後付けかも丁寧に示されています。 読んでみて感じたのは、自分の判断ミスを責めるよりも、「そもそも人の認知はこういうふうにできている」と知っておく方がよっぽど前に進みやすいということでした。事実を増やすというより、視野の使い方を少し変えてくれる本です。 自分の思考や行動の癖を一度フラットに見直したい人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「なぜあの時あれを見逃してしまったのか」「なぜこんなものを買ってしまったのか」「どうしてあんな簡単な問題が解けなかったのか」---誰しもが日常的に経験しているであろう、なぜか誤って認識したり、いつもならするはずのない判断や行動。それはなぜ起こるのか。このようなふつうの行動に現れる心の働きの偏り、歪みのようなものである「認知バイアス」について、わかりやすい事例を挙げて解説します。 認知バイアスという言葉は、一般的にも時々使われるようになってきて、なんだかよくわからないけど間違ってしまった、おかしなことをしてしまった、というときに認知バイアスという言葉で片付けようとする安易な解決も見られがちですが、著者は、「知」を身体、社会、感情、環境なども取り込んでトータルな人間の理解を深めようとする認知科学に基づき、理論的に分析しています。また、なぜ誤るのか、そして誤ることには意義があるのか、それは何なのかを解き明かします。 認知メカニズムは、ある状況では賢い判断をするように働き、ある状況では愚かな判断を生み出す。つまり人間は賢いようで愚かで、愚かなようで賢いものであるということがわかる1冊。 第1章 注意と記憶のバイアス:チェンジ・ブラインドネスと虚偽の記憶 第2章 リスク認知に潜むバイアス:利用可能性ヒューリスティック 第3章 概念に潜むバイアス:代表性ヒューリスティック 第4章 思考に潜むバイアス:確証バイアス 第5章 自己決定というバイアス 第6章 言語がもたらすバイアス 第7章 創造(について)のバイアス 第8章 共同についてのバイアス 第9章「認知バイアス」というバイアス
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