
「心のクセ」に気づくには ――社会心理学から考える (ちくまプリマー新書)
村山綾
累計読者数5
平均ハイライト数 17件/人
star総合評価 50/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 16%
この本について
人の行動を見て「なんであんなことするんだろう」とつい決めつけてしまったり、逆に自分が理不尽な目にあった時に「自分が悪かったのかな」と妙な自己責任感を背負ってしまったり。仕事でも日常でも、こういう小さなモヤモヤって積み重なるとけっこうしんどいですよね。僕も同じことでよくつまずきます。 この本は、そういう“判断のクセ”を責めるのではなく、「なぜそう思ってしまうのか」を心理学の視点から落ち着いて説明してくれます。たとえば、公正な世界を信じたい気持ちが強いほど、理不尽な出来事を見たときに無意識で被害者を責めてしまう、という指摘は自分にも刺さりました。また、他人の行動をすぐ性格のせいにしてしまう“根本的な帰属のエラー”が、単なる思い込みではなく、脳の省エネ的な反応でもあると知ると、少しだけ自分の反応を客観視できるようになります。 さらに、行動の背景を「一貫性」「弁別性」「合意性」という視点で見直す方法が紹介されていて、職場の人間関係でも家族とのやりとりでも、相手の行動を一拍置いて解釈できるようになる感覚があります。経験や知識が増えるほど原因帰属の精度が上がる、という話も、日々の観察の積み重ねに救われるようで好きでした。 自分の中の“心のクセ”を静かに整えたい人に向く本です。気持ちを軽くしながら、判断の解像度だけを少し上げてくれる一冊でした。
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出版社による紹介
私たちの心は型にはまりやすい。しかも、その傾向に利点と欠点が存在する。不安や衝突を減らすため、心の特徴を学ぼう。
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