
人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス (光文社古典新訳文庫)
フロイト and 中山 元
累計読者数8
平均ハイライト数 10.4件/人
推定読了時間 約6時間40分
star総合評価 39/100
start序盤集中型
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この本について
最近、仕事でもニュースでも「なんでこんなに対立が絶えないんだろう」と思うことが増えました。話し合えば済むはずなのに、感情がぶつかると一気に暴力的な空気が立ち上がる。自分の中にも攻撃的なところがあるのを自覚すると、ちょっと怖くなるんですよね。 フロイトの『人はなぜ戦争をするのか』は、そういうモヤモヤを“きれいごとじゃなく”扱ってくれます。人間の内部にはエロス(つなごうとする力)とタナトス(壊そうとする力)が両方あって、どちらかだけを消すことはできないという前提から話が進むので、自分の中の黒い動きを否定せずに見られるようになります。また、暴力と法が本質的には同じ根っこから生まれているという視点は、正義や秩序をどう扱うかを考えるうえで避けて通れない感覚をくれます。さらに、攻撃欲動を“なくす”のではなく、どこへ“向けるか”という考え方は、日常の対人関係にもそのまま落とし込めました。 きれいな理想よりも、人間の複雑さと折り合いをつけて生きたい人に刺さる本だと思います。
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出版社による紹介
人間には戦争せざるをえない攻撃衝動があるのではないかというアインシュタインの問いに答えた表題の書簡と、自己破壊的な衝動を分析した「喪とメランコリー」、そして自我、超自我、エスの三つの審級で構成した局所論から新しい欲動論を展開する『精神分析入門・続』の2講義ほかを収録。
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