![[音声DL付]翻訳スキルハンドブック~英日翻訳を中心に アルク はたらく×英語シリーズ](https://m.media-amazon.com/images/I/91EuuISrE8L._SY500.jpg)
[音声DL付]翻訳スキルハンドブック~英日翻訳を中心に アルク はたらく×英語シリーズ
駒宮 俊友
アルク / 2017-12-08
この本について
翻訳に取り組んでいると、原文を前に「どこから手を付ければいいんだろう」と手が止まることがよくあります。単語の意味は調べたはずなのに文章としてしっくりこなかったり、訳語を決める根拠が曖昧だったり。僕も同じ迷いを抱えたまま作業しては、後で読み返して落ち込むことが多かったです。 この本は、そのモヤモヤを「勘」ではなく「手順」に置き換えてくれる感覚があります。たとえば原文分析のメモを残すことや、名詞と相性の良い動詞を探す習慣など、一見地味だけど後の精度に直結する動きをちゃんと言語化してくれる。さらに、契約書で大文字から始まる語が“定義語”であることや、glass/glasses のような落とし穴になりがちな単語の扱いなど、実務でつまずきやすいポイントを丁寧に拾ってくれます。訳語選びにしても、読者や媒体ごとに文体を調整するプロセスが書かれていて、迷った時の判断基準が作りやすくなりました。 リサーチの種類を細かく切り分けて説明している章も、この本ならではだと思います。固有名詞から文体の裏取りまで、翻訳者がつい「なんとなく」で済ませがちな作業を、見える形にしてくれるので、自分の弱点にも気づきやすい。作業の漏れが減るだけで、訳文の説得力ってここまで変わるのか、と実感しました。 「原文を読むたびに不安になる人」には特に刺さると思います。翻訳スキルを一気に劇的に変えるというより、毎日の作業の質を一段ずつ底上げしてくれる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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