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ぼくは翻訳についてこう考えています~柴田元幸の意見100

ぼくは翻訳についてこう考えています~柴田元幸の意見100

柴田 元幸

累計読者数6
平均ハイライト数 17.3件/人
star総合評価 48/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 14%

この本について

文章を書くとき、「意味は合ってるのに、なんか不自然だな…」と手が止まることがよくあります。翻訳に限らず、仕事の文章でも同じで、細かい言葉づかいを気にし始めると堂々巡りになるんですよね。僕も「訳す」仕事ではないのに、原文と日本語のあいだで迷う感覚にずっと引っかかっていました。 この本の面白さは、翻訳技術の解説に見えて、実は「日本語をどう扱うか」というごく実用的な視点が詰まっているところです。たとえば、自然な日本語にするために「へと」を避ける話や、beginを無理に「始める」と訳さず「出す」と言い換える感覚。あるいは、自分がふだん使わない言葉を無理に使うと文脈から浮くという話。どれも翻訳の専門知識というより、日常の文章がちょっと楽になるコツなんですよね。原文の意味だけでなく「読み手にどう届くか」を基準に言葉を選ぶ考え方は、そのままメールや企画書にも効きます。 また、柴田さんが強調する「自然さも等価じゃなきゃいけない」という考え方が、自分の文章への変な思い込みをほぐしてくれます。正しさをなぞるより、読んだ感じをどう再現するか。これが腑に落ちると、文章を整えるときの迷いが少し軽くなるはずです。 言い回しに悩みがちな人、書くたびに「これでいいのか」と立ち止まってしまう人には、静かに効いてくる本だと思います。

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