
教育の方法 (放送大学叢書)
佐藤 学
左右社 / 20100802
累計読者数4
平均ハイライト数 34.3件/人
推定読了時間 約2時間40分
star総合評価 72/100
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この本について
学校の現場にいても、子どもと関わる仕事をしていても、「このやり方で本当にいいのか」とモヤモヤする瞬間ってありますよね。ベテランでさえ答えが揺らぐ世界で、自分の判断だけを拠り所にするのも心細い。そんなときに、この本は“現場の揺れ”そのものを正面から扱ってくれる存在でした。 特に刺さったのは、教師という仕事が本質的に「不確実性」に満ちていて、それを不安として抱え込むのではなく、むしろ創造性の源として捉え直す視点です。クラスによって効くアプローチが違う、評価だって見る人によって変わる……その「どうしようもなさ」を前提にしたうえで、授業を子どもとの対話の中でデザインしていく姿勢が語られていて、肩の力が少し抜けました。また、三歳児が家庭から学校という公的空間に移るときの戸惑いの描写など、教育を「制度」ではなく「生活」として捉える感覚も、忘れがちな視点を思い出させてくれます。 さらに、教師文化が内側に閉じてしまう理由や、専門職としての自律性がどこでつまずいているのかも具体的に示されていて、「自分が感じていた違和感って、ここに根っこがあったのか」と腑に落ちる場面が多かったです。現場で迷ったときに、一歩引いて考えるための地図をもらったような感覚に近いかもしれません。 子どもとの関わり方に迷ったり、自分の授業づくりに行き詰まりを感じている人にこそ、静かに効いてくる本だと思います。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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出版社による紹介
カリキュラムや授業や学びについて、フィンランド教育など、最新の研究成果をわかりやすく提示。教育問題に対する思慮を深める基礎を提供する。
目次
まえがき
第一章 授業と学びの世界へ
第二章 変貌する教室
第三章 授業の様式
第四章 授業の歴史(1)欧米
第五章 授業の歴史(2)日本
第六章 学びの創造
第七章 協同的な学び
第八章 教室のジレンマ
第九章 授業のデザイン
第十章 授業の評価
第十一章 授業の研究(1)分析の方法
第十二章 授業の研究(2)言語と社会
第十三章 カリキュラムと単元の構成
第十四章 専門家としての教師
第十五章 改革の展望
参考文献
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